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補陀落

「野田佳彦と小沢一郎」試論②

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「野田佳彦と小沢一郎」試論②

野田佳彦が幹事長に就任し、朝日新聞、毎日新聞の単独インタビューに応じている(10月5日付)。
http://www.asahi.com/articles/ASJB455L3JB4UTFK00D.html
http://mainichi.jp/articles/20161005/k00/00m/010/021000c
毎日のインタビューに見るべきものはないが、朝日のそれは小沢一郎氏に関する言及もあり、首相時代に解散総選挙踏み切った理由も述べている。

「解散時期の判断については、日本維新の会が結成され、民主党からさらなる離党者が出かねない時期だったとして、『先に延ばす方が厳しくなる。もっと前の方がよかったかもしれないが、逸してしまった』」(10月5日付朝日新聞4面)

しかし、これは嘘である。当時を振り返ると、日経新聞が次のように報じている。

「(2012年10月)19日の民主、自民、公明3党の党首会談は衆院解散の時期を巡り「相当激しいやりとり」(安倍晋三自民党総裁)となった。略
 「あなたと谷垣さんとの間で年内解散の確約の話があるのではないか」。19日の会談で公明党の山口那津男代表が持ち出したのは「近いうち」の解散で合意した8月8日の谷垣禎一自民党総裁(当時)と首相の会談だった。安倍氏も「谷垣さんから『首相は来年度予算編成をしないと言った』という引き継ぎを受けている」と詰め寄った。」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1903N_Z11C12A0EA2000/

野田佳彦は、自分の判断で先延ばしすることもできるようなこといってるが、2012年8月の谷垣との会談で「予算編成をせず、年内に解散する」と密約して、消費税法案成立に協力してもらっていたのである。

なお、小沢氏については、「選挙を考えると野党バラバラではハンディになる。可能な限りの協力をしていく相手だ。個人がどうのではない」と語っている。
(続く)

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