忍者ブログ

補陀落

不偏不党の行き着く先は、政党政治の否定、議会制民主主義の墓場である

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

不偏不党の行き着く先は、政党政治の否定、議会制民主主義の墓場である

日本では、不偏不党がいいことのように洗脳されている人が多い。実態は、表向き不偏不党を装いながら、全く逆のことをやっている。それはともかく欧米において、新聞が何党を支持しているのかを打ち出すのは当たり前のことである。そこから活発な議論が交わされる。不偏不党、公正中立などない。
そういう意味では、政党の機関紙はともかく、日刊ゲンダイは、最も欧米先進国的な新聞である。欧米では日刊ゲンダイのスタイルが当たり前。 ニューヨークタイムスの記者が、日刊ゲンダイを誉めるのも当然なのである。
自分を不偏不党、公正中立などと思うのは、一種の思い上がりではなかろうか。そういう立場に立てるのは神だけである。そのように思い上がっているから、多くの間違いが生まれ、それを正すことも出来ない。反省もできない。これが今の新聞の実態である。
不偏不党、公正中立がなぜ危険かというと、これをいいものだとすると、文字通り政党不要論にいきつくからである。党はいらないとなると、議会制民主主義、政党政治の否定、戦争中の大政翼賛会にいきつくのは当たり前ではないか。不偏不党が良いというマスコミの洗脳は恐ろしいことなのである。
「(不偏不党という)新聞の役割に関する定義は、政党や政党政治にとってはほとんど何の価値もなかった。商業新聞は意識的に政治議論から遠ざかり、中立的な編集方針を採用し始めることによって、うかつにも大戦中の軍国主義的な権力構造を温存し、強化する役割を果たしてしまうことになる」 フリーマン『記者クラブ 情報カルテル』より抜粋

拍手[1回]

PR

コメント

プロフィール

性別:
非公開

P R