報道によれば、現在、残虐行為を繰り返しているISILは、旧フセイン政権の残党たちが作ったものだという。
ええ?フセインは絞首刑にされ、イラクには新政府が樹立されたのではなかったのか?
多分、あのイラク戦争が、大義名分だった大量破壊兵器も見つからず、911とも関係がなく、ブッシュによる侵略戦争だったのでアメリカに支援された新政府に全く正当性がないとされているのだろう。
現在起きていることは、イラク戦争が終わっていないことを示している。
アメリカは第2次大戦後の日本のように占領して、民主主義国家を作ることを目指したが、完全に失敗した。
敗戦後、日本でもアメリカに対して本土決戦を唱え、抵抗を続けようとした人々もいた。
イラクの現状は、それが現実のものになったものだ。
そして、それが成功し、イラク・シリアにまたがる支配を確立しようとしている。
アメリカは滅ぼしたはずのイラクフセイン政権のの亡霊に悩まされている。
正に悪夢である。しかし、これがまぎれもない現実である